おすすめのドラマ・映画


          映画

張込み

 昭和32年松竹

 野村芳太郎監督
 松本清張原作
 橋本忍脚本

 宮口精二
 大木実
 高峯秀子
 田村高広
 浦辺粂子
 菅井きん
 内田良平
 多々良純
 
 九州の果てまで凶悪犯を追い苦闘する刑事の姿を描いた、松本清張原作の傑作ミステリーを野村芳太郎監督が見事に映画化した作品。来る日も来る日も暑い九州の旅館で辛抱強く張り込みを続ける様を丁寧に描いた渋い傑作。主演の宮口精二さんほど刑事役が似合う俳優はあまりいませんね。

 この映画、鉄道ファンにとっても必見です。
 
 特に冒頭、横浜駅で走り始めた急行「薩摩」鹿児島行きに2人の刑事が飛び乗るシーンから、張り込み先の佐賀に着くまで、延々列車のシーンが続くところは圧巻。EF58けん引の列車が轟音を立てて走ってくるシーンは最高。「ンーーーーーダダダダダダ、タタンタタン、タタンタタン、タタンタタン、タタンタタン・・・」やっぱり客車列車の走行音はいいですねえ。
 
 あと、山陽路をC59のけん引で疾走するシーン、広島駅にC59が突っ込むように進入するシーン、C62に付け替えた列車がトンネルから飛び出してくるシーンなどきりがありません。
 
 汽車の煤煙にもかかわらず列車の窓は全開で、時々「日本国有鉄道」と書いた扇風機がアップで写され、当時の夏の旅の大変さと、旅情を感じさせます。ナハ10系がピカピカの新車でした。
 そのほか73系、東京都電、唐津線の混合列車、ボンネットバスなどが登場。
 
 もう一つの圧巻は最後のシーン。夜の佐賀駅にC57けん引の東京行き急行「西海」がスーッと到着し、犯人を連れた刑事が乗り込んでエンディングの曲が流れて終わると汽笛一声、列車が動き出してラストとなります。

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大いなる旅路

 昭和35年東映

 関川秀雄監督
 新藤兼人脚本

 三国連太郎
 風見章子
 高倉健
 加藤嘉
 大正末期から大東亜戦争を経て昭和30年まで、北国・盛岡を舞台に国鉄機関士とその一家の三十年にわたる生活の歴史をダイナミックに、感動的に描いた感動超大作。

 ストーリーもいいが、とにかくSLがバンバン出てきて凄い迫力。列車が雪崩に巻き込まれて転落するシーンも実物で撮影。現役のC51も登場。(高倉)健さんが特急つばめの運転士として出演。
 
 最後のほうで、夕暮れの北上川の鉄橋をSLの牽引する列車が渡ってゆくシーンは最高。

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天国と地獄

 昭和38年

 黒澤明監督

 三船敏郎
 山崎努
 仲代達矢
 ご存知黒澤明監督の代表作の一つであるサスペンス映画。
 誘拐犯の医学生(山崎努)は、主人公の会社重役(三船敏郎)に身代金を持たせ、下りこだま号に乗るように指示を出し、酒匂川鉄橋を通過中に列車から落とさせて、金を手に入れるが・・・・・・・。
 山崎努の鮮烈なデビュー作。 
 江ノ電も頻繁に登場し、事件解決の鍵となる。

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   飢餓海峡

 昭和39年東映

 内田吐夢監督
 水上勉原作

 三国連太郎
 左幸子
 伴淳三郎
 高倉健
 戦後の混乱冷めやらぬ頃、台風が津軽海峡を襲い、青函連絡船が沈没。だが収容した死体は乗客名簿より2名多かった。転覆事故のどさくさにまぎれた殺人事件の犯人(三国連太郎)を、老刑事・弓坂(伴淳三郎)は10年に渡って追い続けていた…。心の中に潜む善と悪を描くサスペンス。
 
 日本映画史上top10には必ず入ると言われる名作。
 水上勉原作の推理小説の映画化。
 全部で3時間あまりの超大作だが、全編すごい迫力で全く飽きさせない。
 
 鉄道関係では青函連絡船が主役級で登場(沈んじゃうけど)、これは死者1000人以上を出した昭和29年の洞爺丸事故がモデル。岩内線の9600牽引の旅客列車も登場(これも迫力あり)。
 大変あと、珍しいのは下北半島の森林鉄道が出てくるところで、主人公はこれに乗って逃亡します。小浜線のD51も見られます。

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     ↑ついに見つけました!

喜劇 各駅停車


 昭和40年東宝

 井上和男監督
 
  森繁久弥
  三木のり平
  森光子
  岡田茉莉子
  南利明
  佐原健二
  
 ナポレオンを尊敬する老機関士(森繁久弥)と、万年機関助手(三木のり平)の織りなす人情喜劇。
 C12の活躍する足尾線が舞台。森繁が「鉄道唱歌足尾線版」!を歌いながら運転する。森繁とのり平の掛け合いが見もの。
 のり平は「社長シリーズ」では「パーッとやりましょう」なんて言ってたのに、一転して純情な青年役を好演。 


 残念ながらビデオ化されていません。テレビ放映などを待つしかありません。
      喜劇 急行列車

 昭和42年東映

  瀬川昌治監督

   渥美清
   佐久間良子
   西村晃
   楠トシエ
   小沢昭一
   大原麗子
 
 
  寝台特急列車の専務車掌青木吾一(渥美清)は、特急「さくら」に乗務中にかっての初恋の人毬子(佐久間良子)に出会う。毬子は夫とうまくいっておらず、一人旅に出て来たというのだ。勤務後、2人は長崎で楽しいひと時を過ごし、後日鹿児島での再会を約束して分かれる。
  帰宅した青木のそわそわした態度に妻きぬ子(楠トシエ)は疑いを抱き、特急「富士」に乗務した青木のあとを追って列車に乗り込んでしまう。

 渥美清の列車シリーズ第一弾。20系客車のブルートレインが主役。(特急「富士」や「さくら」は国鉄の看板列車だった。)
 長崎本線のDD51や日豊本線のDF50がブルトレを引くシーンが見られます。
 あと青木の回想シーンでSL(C11だったと思う)も登場。

 笑いあり、涙あり、事件ありと本当に楽しめます。車内放送のマイクを入れっぱなしにして思い出話をしてしまうシーンは笑えました。
 渥美さんも若くてハツラツとしていて、寅さんとはまた違った魅力を見せてくれます。

   詳細はこちらへ→喜劇急行列車
    喜劇 大安旅行

 昭和43年松竹
 
 瀬川昌治監督

  フランキー堺
  新珠三千代
  伴淳三郎
  倍賞千恵子
  笠置シズ子
 
 紀勢本線の急行「きのくに」の専務車掌並木大作(フランキー堺)には、ひそかに想いを寄せる女性があった。その相手は、新宮駅前の寿司屋の娘雪子(新珠三千代)だった。大作は暇さえあれば、「丸新」に立寄り、寿司を食いながら雪子を口説くが・・・・

 フランキー堺主演の旅行シリーズ第一作。
 キハ58型の急行列車が主役級で登場。当時は新婚旅行も国内でしかも急行を使う時代だった。また、SL(C58)も登場。
 
 圧巻はSL機関士である大作の父(伴淳三郎)がC58を運転するシーン。紀勢本線はトンネルばかりなので煙がこもるが、運転席でむせるところもリアルに描いている。それにしても、よくあんなところにSLを走らせたものだと思う。

 あと、フランキーがストリップを見て鼻血を出すところとか、ピンキラの「恋の季節」を歌いながら踊るシーンは爆笑。さすがにドラマーだけあって動きがいいですね。
 
 ちなみに、新宮駅前の寿司屋とは、駅弁「めはり寿司」の店。
 私事ですが、私が大学生の時、熊野の山奥に数ヶ月も泊まり込んで地質調査をしましたが、その時下宿先でめはり寿司が出ました。こぶし2個分ほどもある大きさで、ほんとうにめはり(目を剥いて)食べました。


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 砂の器

 昭和49年松竹

 野村芳太郎監督
 松本清張原作
 橋本忍、山田洋次脚本
 芥川也寸志音楽

 
 丹波哲郎
 加藤剛
 加藤嘉
 緒方拳
 森田健作
 
 
 6月の早朝、国鉄蒲田電車区で男性の死体が発見されたが、その身元はわからず、捜査は難航を極めた。
 
 警視庁の今西警部補(丹波哲郎)は被害者と連れの男性の話していた「カメダ」という地名を頼りに執念の捜査を続け、ついに犯人の天才音楽家和賀英領(加藤剛)の過去を明らかにしてゆく。

 松本清張原作の有名な推理小説の映画化。クライマックスの捜査会議とそれにダブる親子の放浪シーンは圧巻ですが、この映画、鉄道シーンもふんだんに効果的に使われています。

 冒頭の蒲田電車区から始まって、羽越線の夜行列車、中央本線での線路際の捜索、夜の米原駅、大山をバックに走る山陰線の急行列車、木次線のDCなどなど。
 「張込み」でもそうでしたが、いかに野村芳太郎監督が鉄道好きかがわかります。
  
     詳細はこちらへ→砂の器
 


新幹線大爆破
 昭和50年東映
 
佐藤純弥 監督

  
高倉健
  宇津井健
  千葉真一
  山本圭
  鈴木瑞穂
  渡辺文雄
  竜雷太
  宇都宮雅代
  小林稔待
  永井智雄
  郷^治
  福田豊土
  近藤宏
  藤田弓子
  青木義朗
  丹波哲郎

 国鉄新幹線総局に東京発博多行きひかり109号に時限爆弾を仕掛けたという脅迫電話が入った。なんとその爆弾は速度が時速80キロを切ると爆発するという。1500人の乗客の命を救うために国鉄、警察と犯人たちの息詰まる戦いが始まる。

 B級映画ながらいまだに根強い人気がある映画です。
 先日何十年かぶりに見ましたが、面白くて2時間半の長編ですが一気に見てしまいました。

 鉄道ファン注目の場面はまずは冒頭で犯人がいたずらでないことを示すために夕張線の貨物列車に爆弾を仕掛けるのですが(時速15km以下で爆発する)、その列車の走行中に新幹線総局に脅迫電話が入り、貨物列車の通過駅の助役がメモをタブレットにつけてSLの機関士に知らせ、それを読んだ機関士と助手が坂にさしかかる直前で飛び降り、そのまま走った列車が爆発というシーンがあります。これは実物の9600が引く貨物列車を使って撮影しており迫力があります。

 あと当然ですが0系新幹線の走行映像がばんばんでてきます。

 全体に人や街、車など70年代の雰囲気が味わえます。特に当時のクルマは今より断然カッコ良くクラウンのパトカーのカーチェイスなどは見ていてゾクゾクします。
 また、脇役に芸達者の俳優をずらりと揃えており、特に護送犯役の郷^治さんや刑事役の近藤宏さんの演技は絶妙で、ドラマを引き立てています。

 あと余談ですが、映画好きの某隣国の将軍様はなんとこの映画をスパイ全員に教育のため見せるようにと指示したそうです。それだけ良く出来た映画だと言えるでしょう。

        
         詳細はこちらへ→新幹線大爆破




      

         テレビドラマ

ウルトラQ

 昭和40年円谷プロ

  円谷英二監修
   梶田興冶監督
   円谷一監督

  佐原健二
  桜井浩子
  西条康彦
  江川宇礼雄
  小杉義男
  坂部紀子
  柳谷寛
  天本英世

ナレーター:石坂浩二
 
 ウルトラシリーズの第1弾。当初は怪獣特撮ドラマではなく、「ミステリーゾーン」の日本版のような作りを目指していたため、作品の傾向がバラエティに富んでいる。

 鉄道が登場するのは次の2話です。

悪魔っ子(第25話)
 東洋魔術団では、少女が箱を抜け出して空中を歩くマジックが人気を博していた。主役の少女・リリー(坂部紀子)の精神が催眠術の作用で肉体から分離していたのだ。
 リリーの精神は、深夜になるとさまようようになり、自動車事故や殺人さえ起こすようになった。

 そして、ついに精神のリリーは肉体のリリーを誘き寄せて殺そうとし、線路の上を連れて歩く。背後から警笛を鳴らして近づく蒸気機関車。間一髪、万城目(佐原健二)がリリーを救う。

 ラストのシーンでD51がライトを照らしながら猛然とダッシュして来る。撮影場所は八高線で、汽笛は頼んで鳴らしてもらったそうです。ウルトラQの中でもトップレベルの怖い話です。


あけてくれ(第28話)
 サラリーマンの沢村(柳谷寛)は電車で寝過ごして車掌に無札乗車でとがめられてしまう。そして、同乗していたSF作家の友野健二(天本英世)の席へ連れていかれた。
 
 友野は、この電車は理想の世界へのジャンプ台だと語った。現実世界に疲れた友野は、ある日、時間と空間を超越した世界に迷いこみ、そこの住人になっていたのだ。
 
 電車が沢村の過去を突き抜けるとき、窓には会社の部長や妻子の姿が映った。沢村は現実の世界を捨てきれず、思わず「あけてくれ!」と叫んだ。
 
 気がつくと沢村は、現実の世界に戻っていた。
 しかし、そこで彼を迎えたのは部長や妻子の冷たい態度だった。
 沢村は、夜空を走る電車を見上げて「連れてってくれ!」と叫ぶのだった。

 
 ミニチュアが多いですが、実際の小田急のロマンスカーや都電も登場します。
 現代でも(現代のほうが)十分通用する話です。


詳細はこちらへ→DVD ウルトラQ VOL.7
青春とはなんだ

 
昭和40年NTV

 
出目昌伸ほか監督
  倉本総ほか脚本
 
  夏木陽介
  藤山陽子
  平田昭彦
  岡田可愛
  十朱 久雄 
  有島 一郎
ある田舎町の高校にアメリカ帰りの新任教師(夏木陽介)が赴任してきた。
彼は町のボスでもある教頭や、ヤクザを向こうにまわし大活躍。
初めは冷たい目で見ていた人々も、次第に彼を支持するようになっていく…。
石原慎太郎原作の青春ドラマ。日本テレビの青春シリーズの第1作。


とにかくD51の旅客列車の迫力あるシーンがばんばん出てきます。第一話の題が「汽車から降りた男」。「汽車」というのが時代を感じさせますね。生徒が上京するとき新宿駅を使っていたので、中央本線か篠ノ井線のどこかが舞台になっていたと思われます。


残念ながらビデオ化されていません。再放映などを待つしかありません。
怪奇大作戦

 昭和43年円谷プロ

  実相時昭雄監督
   石堂淑郎脚本

   岸田森
   原保美
   勝呂誉
   小林昭二
   松山省二
   小橋玲子

   花ノ本寿
  
 当時の円谷プロが総力を挙げて作り上げた社会派ドラマ。
 
 怪奇じみた難事件をSRI(科学捜査研究所)が解決するというものですが、重いテーマを扱った作品が多く、今でも通用する(というより最近のドラマよりはるかに優れている)と思います。私もリアルタイムで見ましたが、当時の子供たちを震え上がらせた作品です。特に印象が強烈なのは、主役の岸田森の演技です。

 一話だけですが鉄道の貴重なシーンが出てきます。

 呪いの壷

 京都で、壷を覗き込んだ金持ちが視神経を破壊されて死亡するという事件が続発。SRIは壷を売った市井商会の番頭で肺を病んだ日野統三(花ノ本寿)を怪しいと睨み、マークした。

 実は市井商会は代々、統三の父や祖父に、ニセの壷を作らせ、それを名作と称して儲けていた。自分の死期を悟っていた統三は市井商会に復讐するために、強烈な放射線を発するリュート物質を壷に塗りつけ、事件を起こしていたのだ。

 しかし、SRIに追い詰められた統三は自らリュート物質を浴び、逃げ込んだ寺もろとも焼死してしまうのだった。


 なんとも救いようのないお話ですが、統三が実家に帰るシーンで山陰本線のC57けん引の客車列車が登場します。
 客車列車の背後からのショット、客車内の風景、田舎の駅に到着したC57の正面からのショット。踏切の警報音と列車の汽笛そして発車音、古い駅舎など、ローカル線の雰囲気がよく撮れています。
 また統三の実家のシーンではこれでもかというくらいふんだんにSLの汽笛と走行音が効果として使われています。


 あと蛇足ですが、ラストの寺の炎上シーンは凄い迫力。
 私はてっきり実物と思っていたのですが(何十年も)、あれはミニチュアだそうです。やはり円谷の特撮は凄い。

詳細はこちらへ怪奇大作戦

 
パパと呼ばないで

 昭和47年NTV
  千野晧司ほか監督
  向田邦子ほか脚本

  石立鉄男
  杉田かおる
  松尾嘉代
  大坂志郎
  三崎千恵子
  有吉ひとみ
  富士真奈美
  江守徹
  
 独身サラリーマンの安武右京(石立鉄男)は、6歳になる死んだ姉の娘千春(杉田かおる)を引き取り、下宿先の米屋(大坂志郎)の家で育てることになったが・・・・。

 当時の人気番組。石立さんの「おい、チー坊」っていうセリフは一世を風靡しましたね。
 
 東京の佃島あたりが舞台で、下町の風景や人情味がよく出ていました。あの辺は当時は都電が走っていて、物語の中で毎回のように登場していました。右京さんが出勤のときあわてて都電のドアにはさまれるシーンなんかもありました。

 銚子のおばさんがチー坊を引き取りにくる回では、両国駅の急行犬吠(キハ58系)が登場しました。

 あとなぜか東武線の堀切駅がよく出てきて、7800系が走っていました。

詳細はこちらへ→ パパと呼ばないで DVD-BOX 1
       画像捜索中  空白の900分

 昭和55年NHK
   岩間芳樹脚本

   小林圭樹
   南風洋子
   伊東四郎
   寺田農
   佐野浅夫
   水島涼太
 昭和24年7月5日夜、田端機関区は騒然とした雰囲気に包まれていた。空前の大量首切りで、田端でも60人以上の職員に退職申し渡しがあったためだ。
 
 明けて6日0時10分、常磐線平行き869貨物列車は定刻より8分も遅れて田端を発車した。
 庫内手が機関士(伊東四郎)と機関助手(水島涼太)を起こし忘れたのと、機関車(D51651)の蒸気圧が異常に低下していたのが原因であった。また、なぜかこの機関車の発電機が壊れていて予備の蓄電池を使ったため、ヘッドランプは10w程度の明るさしかなく、前方がよく見えない状態だった。

 列車は遅れを取り戻すべく全力で突っ走った。
 北千住を通過し、全速で荒川鉄橋を渡り、列車は東武線のガードにさしかかった。助手が綾瀬駅の信号を見ようと身を乗り出したその瞬間、彼はレールに敷いてあるバラスが機関車の底板に当たる「バチバチ」という音を聞いた。

 後続の松戸行き最終電車の運転士は東武線ガード下付近に散乱する轢死体を発見、検証の結果、遺体の主はなんと時の国鉄総裁下山定則氏(小林圭樹)と判明した。

 戦後日本の方向に重大な影響を与えた下山事件を描いた傑作。
 小林圭樹が下山総裁役を、伊東四郎が機関士役を好演。

 松川事件と同様いまだに真相はわかっていない。


 残念ながらビデオ化されていません。再放映などを待つしかありません。
 
夢千代日記
 昭和56年NHK
 深町 幸男、松本 美彦演出
 早坂  暁脚本
 武満徹音楽

 吉永小百合
 
樹木 希林
 秋吉久美子
 林  隆三
 楠 トシエ
 大信田礼子
 緑  魔子
 長門  勇
 ケーシー高峰
 草薙幸二郎
 岡田 裕介
 中条 静夫
 伊佐山ひろ子
 胎内被爆であと二年の命といわれながらも強く生きる温泉芸者(吉永小百合)の姿を追った人間ドラマ。
兵庫県の日本海側の温泉町が舞台で、冬の日本海の光景と武満徹の音楽が印象的でした。

 毎回のように近くの山陰線の餘部鉄橋が出てきます。旧型客車列車やディーゼル急行が鉄橋を渡る光景が見られます。
なんと秋吉久美子が鉄橋を走る列車から飛び降りようとするシーンもありました。

 私も関西で働いていたことがありまして、あの辺は仕事でよく行きましたが、冬と夏では全く違います。夏は太陽がまぶしいくらいに明るく、冬のあの恐ろしいような海とは対照的です。


 余談ですけど吉永小百合さんが鉄道ファンだって聞いたのですがホントかなあ。

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